Environment
環境への取り組み





株式会社ムロオでは、食品物流センター運営と車輛での配送を業務とする企業として、環境への配慮を徹底することが社会に対する責任であると考え、様々な取り組みやルール設定を行い私たちだからできるエコ活動を日々展開しています。
「環境負担の少ない施設」

近年、ムロオが新設運営する食品物流センターは、環境負担が少ない自然冷媒の高効率冷凍機を導入しています。
2017年より福岡支店、松山支店、北海道事業所、名古屋第2センターと順次導入していますが、2019年2月本稼働の名古屋第2センターを例にしますと、従来型のフロン冷凍機に比べて年間809トンのCO2削減を実現しています。
これは、杉の木5万7439本が1年間で吸収する量に匹敵します。
また、年間7万9091キロワットアワー(kwh=1キロワットの電力を1時間消費もしくは発電した時の電力量)を抑制しています。

co2削減実績 (単位 トン/年)
  2017(平成29)年度 2018(平成30)年度 2019(令和1)年度 累計
福岡支店 1,230 1,004 1,203 3,437
松山支店 537 846 808 2,191
北海道事業所 165 162 151 478


ムロオはこれからも環境負担を削減する技術を追求し、導入して参ります。


自然冷媒冷凍機で稼動するムロオ名古屋第2センター(奥はムロオ名古屋支店)

燃料節約運転の常識 14 のポイント
1. 日常点検・定期点検整備の励行は省エネの基本

  • ディーゼル車から窒素酸化物や黒煙、二酸化炭素の排出を少なくするには、運転方法とともに、確実な点検・整備の実施が重要な決め手となります。
    • <主な点検・整備箇所>
    • ・エアクリーナーの目詰まり
    • ・燃料フィルタの目詰まり
    • ・バルブクリアランス
    • ・燃料噴射ノズルの噴射圧力および噴霧状態
    • ・燃料噴射ポンプの噴射時期および噴射量など
  • これらの箇所を、常に最良の状態にしておくのは省エネの基本であり、完全励行=確実な燃料消費率向上につながります。
2. 不必要なアイドリングは燃料の無駄づかい

  • アイドリングを行った場合に消費する燃料は、大型車で 1 分間に 25 ~ 35cc、中型車で 14 ~16cc になります。不必要なアイドリングは燃料の無駄づかいです。暖機運転のアイドリングは 3 ~ 5 分を目安(水温計の針が動きだせば準備 OK)にし、積み卸し作業中やフェリー渡航中、食事などで駐停車するときには、エンジンを必ず止めるように習慣づけましよう。アイドリング・ストップ規制に関しては、現在わが国でも兵庫県が「環境保全と創造に関する県条例」を制定し、不必要なアイドリングについて厳しい罰則規定を設けています。また、京都府も府条例の中にアイドリング・ストップ規定を盛り込むなど、この動きは今後全国的に波及する傾向にあります。
3. 経済速度の厳守は効率運転につながる

  • 経済速度とは、1km 当たりの燃料消費量が最も少ないエンジン回転数で走る速度です。たとえば、時速 50km が経済速度のトラックで時速 60km に速度を上げると、燃料消費量と窒素酸化物の排出量は約 10%多くなります。適正速度で効率的な運転を心がけるようにしましょう。
4. 等速運転は燃費向上の絶対条件

  • 時速 40km の等速運転をしているときに、時速 35km から時速 45km の間で加速、減速を繰り返していると、燃費は大型車で 20~30%、中・小型車で 10~30%も悪化します。無駄な加減速をやめ、エンジンの回転数を一定に保つような運転を心がける必要があります。
5. 高速道路での制限速度厳守

  • 制限速度の厳守は、事故防止の面からはもちろん、燃費の面でも重要です。特に高速道路では、速度を出しすぎると車輌の空気抵抗が増え、速度が 2 倍になると 4 倍に、速度が 3 倍になると空気抵抗は 9 倍になり、速度の 2 乗に比例して燃料消費が多くなります。たとえば、大型車の場合で、制限速度が時速 80km のところを時速 100km て走ると燃費は約 30%も悪化します。
6. 急発進・急加速は燃料の無駄づかい

  • 急発進や急加速をすると、燃費は約 15 ~ 20%も悪化します(ある運輸会社の試算では、急発進・急加速は 1 回あたり=1km 走行分の燃料を消費するそうです)。加速時は静かにゆっくりと、ギアは早め早めに変速しましょう。ディーゼルエンジンは、急速にエンジンの回転数を上げると、瞬間的に燃焼が不完全となり、黒煙が発生しやすくなります。
7. シフトアップは早めに一段上のギアが常識

  • ギアの位置が低いままで走行すると、エンジンの回転数が高くなり燃費を悪くします。もし、大型車が5 速でなく 4 速で、中・小型車が 4 速でなく 3 速でというように、一段下のギアで走行したとすると、燃費はそれぞれ 20 ~ 40%も悪くなります。
8. 空ぶかしは百害あって一利なし

  • トラックは 1 回の空ぶかしで、次のように燃料を無駄づかいしています。例えば、燃料 1・で大型トラックが約 3km 走行(1cc で 3m 走行)できると仮定すれば、30 ~ 36m 走行分の燃料を無駄にしていることになります。
    • ・大型車:10 ~ 12cc の燃料を消費
    • ・中型車:5 ~ 7cc の燃料を消費
    • ・小型車:3 ~ 5cc の燃料を消費
9. 平坦路での排気ブレーキ多用は燃費増大のもと

  • 平坦路走行時に排気ブレーキのスイッチを入れっぱなしにすると、アクセルを放すたびに通常の約 2倍も減速してしまいます。そのため、もとの速度に戻すのに余分の燃料を消費することになり、燃費は大型・中型車とも 6 ~ 10%も悪くなります。
10. 急ブレーキは燃料消費の一因

  • 時速 80km で走行していたトラックが急ブレーキをかけると、約 100cc の燃料を余分に消費します。安全面からも急ブレーキはできるだけ避けましょう。
11. タイヤの空気圧適正維持は燃費効率に貢献

  • 空気圧が低いと、転がり抵抗が増して燃費効率を悪くします。たとえば空気圧を 1kg /㎝ 2 低くすると 5%の燃費増となります。タイヤの空気圧は適正にしましょう。
12. ノロノロ運転の元凶となる違法駐車はしない

  • 大都市での違法駐車は交通混雑やノロノロ運転のもとです。時速 5 ~ 10km の低速運転を続ければ、窒素酸化物の排出量は極端に増大し燃料消費も大幅に増加します。
13. エアコンの適正温度設定で排気ガスを減少する

  • 冷房を全開にすると、エンジン負荷が増して排気ガスが増えるだけでなく、燃料消費量も増加します。
14. 過積に注意した安全運転はドライバーの常識

  • 過積載運行は車の制動距離がのび、安定性に欠けるなど非常に危険であるばかりか、黒煙や窒素酸化物も大幅に増加します。また使用しない作業道具や不必要な物を積載しておくと、車輌全体の総重量が重くなり、無駄な燃料の消費となります。